Re: Requiem
何度目か分からない再スタートに伴って、『Soliloquy Requiem』というこのブログのタイトルの由来も再掲しておく。
但し、再掲と書いておきながら全文書き換えたので、全然再掲じゃない。
結論から先に書いておくと、1990年代に活動していたロックバンドMOON CHILDの楽曲『requiem for the man of nomad』に由来している。
そして、この場でレクイエム(Requiem)を贈るのは、私の独り言(Soliloquy)。
以上。
以下、補足。
2000年代前半、mixiなどSNSが登場し始めた頃。ネット上で本名は公開しないのが当たり前であった時代。
ハンドルネームを考える必要があった当時の私は、前述の楽曲名から"nomad"という単語を拝借して"のまど"と名乗ることにした。
『ESCAPE』という楽曲が有名なMOON CHILDではあるが、90年代に放送されていた音楽番組の『HEY!HEY!HEY!』のエンディングテーマにもなっていたこの曲が私は好きであった。あと、遊牧民への鎮魂歌というタイトルそのものが、まだ少年と呼んでも差し支えない、当時の私の中二心に刺さったというのもある。
好きなバンドや楽曲は他にもたくさんあったが、当時一番最初に思いついたのがこの曲だった。そんな理由である。
ただ、今はもう”のまど”は名乗っていない。
当初実世界上のコミュニティの延長線上でしかなかったSNSが、程なくしてSNS上の交流が実世界へと広がっていくようになった。”オフ→オン”であった交流が"オン→オフ"へと変わっていった、とでも言った方が分かりやすいだろうか。
文字として見る"のまど"は良かったが、発声されるとしっくりこなかった。
それ以外にも、ハンドルネームの由来を聞かれた時に前述の理由があまり理解されない、だとか、エゴサすると意外と同じハンドルネームの人がいる、だとか、しかもその同じハンドルネームの誰かが荒らしだった、だとか色々と理由はあったと記憶している。
そして"rewrite”こと"りらいと"と現在のハンドルネームへと変わっていくわけである。
現在の”りらいと”の由来は本題から反れるので割愛とする。よく言われるけれど、Asian Kung-fu Generationの『リライト』が由来ではないらしい。
そんなこんなで"nomad"は早々に消費してしまったわけだけど、まだ"requiem"は残っていた。
2000年代後半だったか正確な時期は忘れてしまったけれど、ブログ(一番最初は個人ホームページだったかもしれない)を作るにあたって、その残った"requiem"を使うことにしたのである。
鎮魂歌を贈るべき独り言は、結局一度も鎮まることなく、こうやって何度目か分からない再スタートを迎えているのだけど。