Play Games / 遊んだゲームの話(2025年8月)

 今月の遊んだゲームメモ。


2025年8月に遊んだゲーム

PlayStation

前月にPixel Remaster版のFFシリーズを1から4まで遊び倒してちょっとおなかいっぱいになったので今月はお休み。

FF5は始めたけどまだ序盤ぐらいなので、感想はある程度プレイしてからにする。


XBOX

Blacksmith Master


PC Gamepassでプレビュー版がリリースされていたのでプレイしてみた、中世を舞台にした鍛冶屋&商店経営シミュレーションゲーム。


要は鍛冶職人を雇って鍛冶屋を経営するゲームで、最初は商人の依頼を受けて対象の武具や家庭用品を作成して納品を繰り返していくだけだが、店の規模が大きくなるにつれて経営内容は多岐に渡っていく。

  • 商店を経営して作成した武具や家庭用品、装飾品などを一般市民や冒険者に販売する
  • 森林に木工所を開設して、原料となる木々の伐採・加工を行う
  • 鉱山に採掘場を開設して、原料となる鉱石の採掘を行う(取得した鉱石は加工してインゴットにして武具の素材にする)
  • 交易路を開設し、近隣の街や集落と貿易を行う

プレイ開始時は街の鍛冶屋さんにしか見えないが、何時間かプレイすると裏で一から十まで全部やっている商社みたいな状態になっていく。


最初は鍛冶職人と作成した製品を運ぶ作業員の数名で始めたお店も、気付けば何十人と従業員を抱えて経営を行うことになる。

従業員を朝7時から24時まで休みなく働かせつづける上に業務終了時にはベッドすらない部屋に詰め込まれる様は、中世における労働者階級がいかに過酷な労働環境に身を置かれていたかをまざまざと見せつけられるようである。

地下室に作られた従業員部屋に詰め込まれる労働者たち


ここまで書くととても複雑そうな印象を受けるが、それほど複雑な要素は(少なくとも現時点では)ない。

経営自体はゲーム序盤に規模に合わないレベルの従業員を大量に雇うとかでもしないかぎりは赤字になることもないし、サンドボックスゲームとしても鍛冶屋や商店のレイアウトがそこまで細かくできるわけでもないのでオリジナリティある自分だけのお店を作れるというほどでもない。


どちらかというとこのゲームの肝は、リソース管理と導線管理の二点にあると感じた。


大量の従業員を雇うことが出来るとは言え、前述のとおり雇った従業員を監禁する休ませるためのスペースを店内に確保する必要があるため、元々店舗の敷地サイズが決められている(店舗の拡張は階層を地下2階~5階まで増やすことでできる)ので従業員を雇いすぎると肝心の鍛冶や商店のためのスペースがなくなってしまう。

そこで従業員という人的リソースと鍛冶や商店など空間のリソースのバランスを取りながら、自分なりの最適な従業員数を模索していく必要がある。

さらにその中で鍛冶職人は何人にするか、それを補佐する助手は何人にするかと雇う従業員の種別の割り振りを考える。

さらにさらに鍛冶職人の中でも商人向けのアイテムを作る役、商店向けのアイテムを作る役、交易用のアイテムを作る役と担当を割り振ったり、木製品を作るのが得意な職人には木製のアイテム作成を担当させて鉄鋼の加工が得意なら鉄製品を担当させて…と大勢の従業員の役割を一つ一つ考えていく。

商人向けのアイテムにリソースを多く割くと商店に並ぶ商品が品切ればかりになったり、鉄鋼製品ばかり作っていると素材となる鉱石やインゴットが不足してしまったりとちょうどよい経営をするためには適切なリソース管理が重要となってくるわけである。


そうやって各所に配置された従業員たちは任された役割を丸一日ひたすらにこなし続けるのだが、次に問題となるのが彼らの作業場所をどこに配置するかである。

鍛冶職人であれば、素材を手に取る→素材を加工する(※作成する商品によって工程は複数に及ぶ)→完成した商品を納める、という大別して3つの工程があるのだが、素材が地下で加工場が屋上にあれば当然職人は1つのアイテムを作るために毎回地下から屋上まで階段ダッシュを余儀なくされる。アイテムを作成する作業にとって移動は無駄な時間となるので、移動距離が長くなればなるほどアイテム作成の効率は悪くなる。

だからなるべく無駄な移動が発生しないように素材置き場や作成場所は近くに配置したいが、前述のとおりワンフロアはそこまで広いとは言えないのですべてを一か所に集約するのは限りがある。しかもアイテム作成の工程の前後には鉱石をインゴットに加工したり、製品を店頭に並べたりと鍛冶職人以外の作業も発生するため、それらも考慮してなるべく導線に無駄が発生しないようにフロアの配置を検討していく必要がある。




以上のようなことを考えながら、従業員と設備の配置を試行錯誤していくのを楽しめる人であれば面白いゲームとして遊ぶことができるように感じた。

ちなみに効率だけを考えるのであれば、商店など経営せずにひたすら商人向けのアイテムだけを生産しつづけて商人から必要な要素を収集していけばおそらく大体事足りてしまうので、効率重視しすぎるとかえって面白みはないかもしれない。


Nintendo Switch 2

Switchは今月も未稼働。

せっかく発売日直後に手に入ったのだからもっと遊べばいいのにという気もしなくもない。


Steam

Mosaic Of The Pharaohs


ピクロスとマインスイーパーが混ざったようなパズルゲーム。

大きな盤面がいくつかのエリアに分割されており、一つ一つがゲームテーマに応じたイラストになっており(本作であればエジプト)すべてクリアすると一枚の大きな絵が出来上がるというゲーム。


(※公式から画像を引用しています)

このメーカーは同じようなシリーズ作品をいくつか出していて、本作品はその中の最新作である。

私は昨年末に無料リリースされた『2024:Mosaic RetroSpective』を遊んで面白かったので、その後シリーズ作品を購入して遊んでいる。


ゲームルールはほぼマインスイーパーのようなもので、マス目状にランダムに配置された数字がその上下左右斜めの八方向に配置された色付きブロックを表していて、複数の数字から正しいブロックの配置を推察していくというゲームである。

ピクロスのように配置されたブロック色で絵が表現されるのではなく、マス目上に区切られたエリアの色分けをすべて終えると一つのドット絵に色がパッと切り替わる形式なので、その辺りはピクロスとは異なる。


そんな感じで特殊なマインスイーパーみたいなものですごく面白いゲームというわけではないのだけど、一度始めると淡々と続けてしまう中毒性が何故かあり、がっつりキーボードやコントローラーを持って遊ぶほどのテンションではない時にでもぼーっとしながら黙々と塗りつぶしていってしまうゲームである。

たぶんクロスワードパズルとかピクロスとかあの手のパズルが多数掲載された冊子を延々と解いている人の精神性に近いと思われる。

ゲーム中は程よい感じの―本作であればエジプトっぽい音楽がずっと流れており、淡々とパズルを解いているだけなのになんとなくチルい?気分になれるのも本シリーズの良いところである。


パズルゲームなのでもちろん頭を使う内容ではあるのだが、マインスイーパーのように憶測する要素が一切なくすべて理屈で解けるように数字が配置されていることもあり、ある程度慣れてくると大半は悩むことなくマスを埋めていくことができるので、ほぼ無心で出来るのもちょうどよい。


まとめ

8月はゲームをするぞというテンションにならなかった期間が結構あったこともあって先々月や先月に比べると新規にプレイしたゲームは少なめだった。こういう時はゆるいのに限る。

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