『DrainSim』を遊んだ話
はじめに
本記事は『DrainSim』の早期アクセス版(v0.3.1.12)でのプレイ記録となっている。
ゲームシステム
ゲーム概要
「DrainSim」の世界へ飛び込んで、浸水をコントロール!さまざまなツールを駆使して、市街の浸水した道路を解放しよう。水の流れを復旧させる楽しさを感じながら、街のヒーローになろう。(Steam公式ページより)
『DrainSim』は未曾有の大雨?により浸水した街を訪れて、詰まった排水口を清掃したりポンプで排水したりして浸水を解消するというゲームである。お片付けゲームは世の中にたくさんあるが本ゲームでのお片付けの対象は『水』というわけである。
水なので低い位置をいくらきれいに排水しても、高い位置にある水を放置しているとそこから溢れた水で元の木阿弥になってしまう。なので、例えばポンプが破損して水が溢れているようであれば排水よりも先に破損したパイプを直さないといけないし、上流から水が流れてきて洪水になっているのであればまずは上流からの水の流れを変えて流れてこないようにしないといけない。
本作にて描かれている『水』は物理演算を用いたリアルな動きが再現されており、お掃除ゲームの「下から掃除しても上から汚れは落ちてこないので問題ない」みたいなあるあるが本ゲームでは通用しない。きちんと現実の物理法則を考慮しながら作業の順番を考えていく必要があるというのが本ゲームの肝となっている。
ちなみにこの『水』の物理演算に結構なリソースを費やしているようで、ゲームのロードに結構時間がかかる。要求スペックがめちゃくちゃ高いということはないが、プレイ環境によっては結構重たくなるかもしれない。
◇
本ゲームでは時間経過の概念も採用されており、ゆっくり作業を進めているとあっという間に夜になる。そして夜になると驚くくらいに真っ暗な画面になる。主人公はヘッドライトを装備しているので灯りで手元は見えるのだが、逆に言うと手元以外はほとんど見えない。
ステージによっては照明があってある程度視界が効くこともあるのだが、基本的に洪水した街や郊外が舞台ということもあり電気系統もほぼ死んでいるせいか真っ暗である。その暗さを表現するならば田舎の夜のそれである。雨天なので月明りすらない。プレイヤーはスタンド型の照明を持参できるので夜になると局所的に照らしながら作業を進めていかなくてはならないというわけである。『水』同様に『夜の闇』もリアルな表現に拘っていると言えよう。
ストーリー
本作にストーリーらしいストーリーはほとんどない。
ラジオから聞こえてくる水害情報を聞いた主人公が誰に頼まれたわけでもなく諸々の用具を持って浸水したエリアへ単身繰り出す…というのがゲーム冒頭にある唯一のストーリー描写となっている。
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| ラバーカップ片手に街へ繰り出す主人公(なおゲーム中ラバーカップは一度も使用しない) |
本ゲームの舞台となる街では行政が一切機能しておらず、洪水に対して街が取る行動は自然に排水されるのをただひたすら待つのみとなっている。洪水時に田んぼのようすを見に来るような不用意な住人もおらず、皆家の中に閉じこもって災害が過ぎ去るのをじっと待っているようである。そのため、主人公は誰に邪魔されることなく何日間でも排水作業に没頭できるようになっている。
治水も十分に整っていない街において単身排水作業をしてくれる主人公は街の英雄的な存在になっていくようで、ステージクリアごとに聞けるラジオも「〇〇の浸水は解消されたけど、今度は□□が浸水しているんよなぁ」みたいな感じで暗に主人公を誘導してくる始末である。
アイテム
本作では各ステージ開始時にアイテムを選んで持っていくシステムになっている。各アイテムには重量が設定されており、所有しているトラックの積載重量の上限まで持っていくことができる。
ステージクリア後に獲得できる報酬を用いてトラックやアイテムを購入することができ、アイテムは複数購入可能となっており、また、高価なトラックは積載量が多くなっている。つまり高価なトラックを購入して多くのアイテムを現場へ持っていけば、どんどん効率的に排水作業ができるようになっていくわけである。
タブレット(標準装備)
主人公はタブレットを標準装備しておりエリアマップ、およびエリア内の浸水状況を確認することができる。標準装備のためトラックの積載量制限の対象外となっている。
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| タブレットの表示画面 |
マップ上に表示されている白い破線の円は排水溝がある場所を示しており、棒状のものが破損したマークはパイプが破損して漏水している場所を示している。ゲーム開始時点で排水溝は泥などで詰まった状態となっており排水ができない状態となっている。
まずはこの2つのエリアへ向かって発生している問題を解消することが基本方針となる。なお、マップはRTボタンで拡大縮小が可能となっている。
熊手
排水溝に詰まった泥を取り除く道具。排水溝の泥に対してRTボタンで使用することで詰まった泥を小さくしていくことができる。泥は一度取り除いてもしばらく排水しているとまた溜まってくるので定期的に取り除かなくてはならない。
大半のステージで使用することになるので常に1本は持っていくアイテム。
スコップ
泥山を取り除いたり積んだりする道具。RTボタンで泥を取り除いて、LTボタンで掬った泥を捨てる(積む)。排水溝の泥は取ることができない。大きな排水用パイプに詰まった泥山を取り除くのに使用したり、水流をコントロールするための土嚢代わりの泥山を積み上げるのに使用したりする。
泥は一回すくったらすくった泥を捨てないと使用できないが、インベントリ内に『バケツ』がある場合は泥をバケツ内に入れることができるようになり一度に複数回連続してすくうことができるようになる。『農場』エリアや『工事現場』エリアなど外部から流入してくる水の流れをコントロールしなくてはならないステージでは『バケツ』とセットで使用するアイテムとなる。
バケツ
水を掬ったりスコップで掬った泥を入れる道具。LTボタンで水を掬って、RTボタンで掬った水を捨てる。スコップと逆のボタン配置になっているので分かりにくい。
水を別の場所に運ぶために使用するのであれば後述の『バキューム』の方が使い勝手が良いので、水を運ぶのではなく泥を運ぶために『スコップ』とセットで使用するのが基本になる。
スクイージー
地面にある水を押して移動させるワイパー的な道具。LTボタンを押しっぱなしにしたまま移動することで水を押すことができる。RTボタンはその場で押すことができる。主に各ステージの終盤に水が少なくなった時に水たまりから排水溝まで水を運んで排水の仕上げに使用する。排水溝が近くにある時は使い勝手が良いが、後述の『バキューム』の方が広い用途で使用できるので優先度は低め。
バキューム
いわゆる掃除機。水を吸い取って取り除くことができる。RTボタンを押している間水を吸い続けて、LTボタンで吸った水を捨てる。少し見づらいがパイプ部分に吸い取った水量が確認できるゲージがある。『スクイージー』同様に残り少なくなった水を吸い取って排水の仕上げに使用する。同じ高さに排水溝がない盆地型エリアの水を処理するには『スクイージー』では対応できないのでこちらを利用する。
基本的に常に1つは持っていきたいアイテム。
バリア
いわゆる水嚢。『ポンプ』やエリアの各地にある消火栓を用いて水を入れることで膨らんで水流を防ぐことができる。RTボタンを1回押すことでバリアの初期地点をセットし、もう1回押すと終了地点をセットすると同時に設置できる。設置するとバリアに注水するパイプを持った状態になるので、消火栓やポンプに合わせてRTボタンを押すことでつなぐことができる。ちょっと操作に癖がある。
『スコップ』で土嚢(相当の泥の壁)を作るよりも圧倒的に早く壁を作ることができる。限りなく積み上げることができる泥壁と違って高さにそこまで高くないので水深がある状態では壁にならないこともある。
ポンプ
『電源』へ『電源コード』で接続することで使用できる排水ポンプ。設置場所にある水を吸い取ってパイプから排水する。排水溝やエリア外などに水を移すことができる排水作業の主戦力。ショップで売られているポンプには4種類あり、高価なポンプほど排水するペースが早くなる(その分重量も重くなるが)。ポンプの数があればあるほど作業ペースが上がるので数を揃えておきたい。
稼働中の『電源』に接続されている状態で『ポンプ』に照準を合わせてXボタンを押すことで稼働する。稼働中はポンプ上部に緑色のランプがつく。
パイプの長さには限りがあるので下流や排水溝が近くにない場合は、泥壁や『バリア』などを利用して水が逆流しないように工夫が必要。また、水深が深すぎる場所には設置できないので、最初は浅瀬に設置して水面の低下と合わせて徐々に深いところへ移動させていく必要がある。ポンプ本体を移動させると『電源コード』も再度つなぎ直さないといけないので地味に面倒。
電源
『ポンプ』を稼働させるために使用する電源装置。ショップで売られている電源には2種類あり、安価な電源は2本、高価な電源は4本の『電源コード』を接続することができる。『電源コード』の接続数は『ポンプ』の稼働数、すなわち作業効率に直結するので資金に余裕ができれば高価なものにしておくと良い。
設置した『電源』に照準を合わせてXボタンを押すことで稼働する。稼働中は上部のインジケーターが緑色に点灯するが少し見づらい。設置場所が浸水すると自動的に電源が停止してしまうので、なるべく水流が来ない高い位置に置くのが基本。岩場など平らでない場所でも案外置くことができる。『ポンプ』同様、運ぶと接続されている『電源コード』も全て抜けてしまうので再接続が必要となる。
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| 青色部分がハイライトされている電源ポート、黄色部分がそれ以外の電源ポート |
電源コード
『電源』と『ポンプ』を接続するコード。個別に購入する必要はなく所持しているポンプの数だけ自動的にコード数が揃う。
『電源』『ポンプ』それぞれにある電源ポートに照準を合わせてRTボタンを押すことでコードを繋ぐことができる。未接続のポートに照準が合った時は青色にハイライトされる。また接続済のポートの場合は赤色にハイライトされ、その状態でRTボタンを押すと電源を繋ぎ変えることができる。この仕様が難点でそれぞれの電源ポートの位置が近いので未接続ポートに繋ぎたいのに接続済ポートに照準が合ってしまい接続済ポートのコードを外して繋げてしまうという事態が多発する。そうなると一度繋いだ『ポンプ』をまた接続しなおす必要があり、ただ無駄な作業が発生しやすい。
本ゲームでは電源容量の概念はなく電源コードを繋ぎ変える作業が必要となるようなシチュエーションがほぼ存在しないのでただ面倒な仕様となっているのが現状である。(考えられるのはコードの長さの上限を考慮して接続ポートを決める場合くらいだが、接続ポートの違いによる距離の差は微々たるものでそこまで厳密に長さを考えることがない)
ランプ
スタンド型の照明。光が届く範囲は数メートル程度だが前述の通り夜は視界ゼロになるレベルで真っ暗になるので夜間作業の目印としては有用。
設置した状態でランプにカーソルを合わせてXボタンを押すことで点灯させることができる。光は一方向のみ照らすタイプの照明なのだが、設置時や設置後に回転させることができないので配置する時に照らしたい方向へプレイヤーが回り込んでから設置しなくてはならない。
ステージ攻略
タイムアタックで☆5を取っていないステージがほとんどなので攻略という程のものではない。個人メモ程度のものと思っていただければ。
本稿投稿時点の早期アクセス版(v0.3.1.12)で、チュートリアルステージ含めて全11ステージとなっている。
チュートリアル
各道具の使用方法を教えてくれるチュートリアルステージ。何故か『バリア』だけ登場しないので後のステージで独学で使用する必要がある。
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| チュートリアルステージ |
指示通りにプレイしていればクリアできる。マップ南西部にある「裏庭」へ水を流し込むと実績『I Hate My Neighbour』を取得できる。主人公が何者なのか情報はほとんどないが、隣人との人間関係が良くないことだけは伺える。
ミッドタウンマーケット
商店街ステージ。南側の川沿いの裏路地エリアからスタートし、北側に複数のエリアからなる商店街がある。
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| ミッドタウンマーケット |
上記画面ではほぼ排水し終わってしまっているが、スタート地点の裏路地にある水たまりは『ポンプ』を用いて川へ水を流す。歩道が崩落しておりもう少しで水を流し込めそうだが『スコップ』で穴を掘ることはできない。
北側の商店街エリアは複数ある排水溝を『熊手』で掃除して排水する。中央に2つある「座席エリア」は通路より低い位置になっており、なおかつ排水溝も無いという水捌けを一切考慮していない構造となっている。この都市計画を立てた人は頭がおかしいのだろう。こちらも『ポンプ』を使って排水しよう。逆流しないように『バリア』を使用するポイントではあるが、そこまで水量は多くないので『バリア』を使わなくても何とかなる。
また、北東部にあるカフェも浸水している。商店街エリアの水位が下がれば店内の水位もある程度下がるが完全に排水はしない。カウンター内は通路が塞がれており捌けないのでそれぞれ『ポンプ』を用いて店外へ排水しよう。
マーケット・マグネットフィッシング
突然の釣りステージ。日没までの間、川で釣りをすることができ、アイテムを手に入れることができる。RTボタンでルアー…ではなく磁石を投げ込み、同じくRTボタンで釣りあげることができる。
森の道
山間部の通りの2か所低い位置が浸水して通れなくなっている。
スタート開始地点の南側にある「通り1」エリアは、道路の南側にある土壁を挟んで大きな窪みがあるので『ポンプ』を使って道路南側へ水を流し込む。『スコップ』で土壁を崩しても水を流すことができるが高低差から全てを流し込むことができないので、初手『ポンプ』の方が効率が良い。
東側の「通り2」エリアはより大きな水たまりとなっている。中央部北西側に土壁がありそこを崩すとマップ中央部へ水を流し込むことができる。但し、ここも高低差の問題から全ての水を中央部へ流し込むことはできない。中央部に排水溝の目印があり『スコップ』で泥を取り除くタイプの排水パイプがあるが、開始時点では深い位置にあるため掃除することができない。手順としてはまず中央エリアへ水を流し込んで水面をある程度下げて、それから排水口を掃除して一気に水を減らすという流れになる。
また「通り2」エリアはマップ南東部の高地から水が絶えず流れ込んでいる。そのため、エリアの中央部あたり(道路から南側)に『バリア』か泥で仕切りを作らないと排水ペースは著しく低下する。初回プレイ時はこれに気付かず進めていたが、このステージでは流入のペースよりも排水のペースの方が早いのでなんとかクリアはできる。「通り2」エリアを仕切っても水は絶えず流れ込み続けてくるので溢れる前にクリアしよう。
コンビニエンスストア
コンビニと周辺の駐車場が水没している。このステージ辺りから浸水による被害額が大きそうになってくる。
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| 排水してもしばらく営業はできなさそう |
東側のコンビニ周辺は一段と低い位置になっているので、まずはそれ以外のエリアから作業を進めていくことになる。
中央の「通り」と「路肩駐車場1」「路肩駐車場2」は排水溝を定期的に掃除していればよい。南側の「オフィス駐車場」には排水溝がないので『ポンプ』を使って「通り」へ水を流して一緒に排水していく。
周辺の掃除が一段落したらコンビニ店内の「倉庫」で漏水しているので『レンチ』で修理する。修理が終わったらコンビニ周辺にある排水溝を掃除していく。ここの排水溝は小さいので掃除してもあまり水が減らない。「前面駐車場」の坂道になっている辺りにありったけの『ポンプ』を使って北側の「路肩駐車場2」へ流し込んでパイプ型の大きい排水管を利用するのが早い。
「通り」の排水がすべて完了するくらいまで水面が下がるとマップ中央にあるブレーカーを入れることができるようになる。これでコンビニ周辺が明るくなるので『ランプ』を使わなくても作業を進めることができるようになる。
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| 暗くなる前にブレーカーを入れたい |
水面がだいぶ下がってきたらコンビニ店内にある「倉庫」や「サービス通路」の水を『ポンプ』を使って外へ出していく。この辺りは高さが同じなので逆流しないように『バリア』を使うと良い。ほとんど水が捌けたら『バキューム』で仕上げをする。店内が片付けばあとは放っておいてもクリアできる。
農場
盆地型の農場。農場とは言うものの田畑や牧場らしき場所は見当たらないのでおそらく既に壊滅している。
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| 農場のマップ |
「森の道」エリア同様、本エリアも北西部の山から水が流れてくる。「森の道」と比べて流れてくる水の量が多いのでこちらは対策が必須となる。マップ北側に東西に走る渓谷のような小川があるので山からの流水をそちらへ誘導する必要がある。『バリア』を用いて「納屋」方面の流れを堰き止めて、北側へ流れるように水の流れを誘導する。山には泥がたくさんあるので『バリア』に隙間があればそれを利用して塞ぐ。
山からの濁流の対策が終わったら南東部の「納屋」や家屋周辺の庭エリアの対応をしていく。水量に対して排水溝が2箇所しかないので排水溝からの排水だけでは時間がかかる。納屋から北東方面にも北側の小川に繋がる谷があるので『ポンプ』を使って水を逃がしていく。
納屋の南北にある2つの入り口を『バリア』や土壁を作って塞ぐと中継用の貯水スポットを一時的に作成できるので、家周辺の浸水部から『ポンプ』で納屋を経由して北側の小川へ送っていくと早く排水できる。
「家の前庭」や「裏庭」はステージ全体で一番低い位置となっているため、マップの南部のエリア外から少しずつ水が流れてくる。このせいで一度クリア扱いになってもしばらくしたらまた排水が必要になることがある。堰き止めるほどの水量ではないので最後に一気に片付ける方が手っ取り早い。
立体駐車場
立体駐車場の地下部分が浸水している。駐車中の車はほぼ絶望的であると思われる。
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| ドライバー絶望の光景 |
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| 立体駐車場のマップ |
マップの南北方向の両端に漏水しているパイプが2箇所ある。それぞれその地点から中央方向へ向かった辺りに「進入路脇」という排水溝がないエリアが2箇所あり、ここの排水には『ポンプ』が必要となる。それ以外のエリアは排水溝を掃除していれば全て排水できるので「農場」エリアよりは難易度低めに感じた。
「中庭」エリアの南側に排水管があるので駐車区画から中庭へ『ポンプ』で水を持っていくと比較的早い。
マップ東側には地上と駐車場を繋ぐ側溝があり網を外すことで通過することができる。地上の道路から水が流れ込んでくるのかな?と思ったがほとんど流れてなさそうであった。私はあまり意識していなかったがタイムアタックを意識するならスタート地点付近、道路北側の駐車場入り口スロープを『バリア』で塞ぐくらいで十分であると思われる。(普通にクリアするだけなら地上の道路は気にする必要がない。
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| トラックへの近道代わりの側溝 |
教会付近の川の決壊
増水した川の勢いに堤防が耐えられなくなり決壊する。いよいよこの街も終わりである…と思ったがこれ以前にそこら中が浸水しまくっているのでもうとっくに終わっているのかもしれない。
ゲーム開始時点ではまだ堤防はギリギリ決壊しておらず、10分間の時間猶予がある状態からゲームが始まる。
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| 教会付近の川の決壊のマップ |
初回プレイ時はひび割れた堤防を直接塞ごうと試みたが、作った土壁は堤防と一緒に決壊し徒労に終わった。
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| 一度10分全てを費やして堤防を土壁で完全に覆ってみたが |
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| やはり土壁では耐えられなかった |
このステージに於いては川の決壊は避けられない運命となっているわけである。なので、決壊した川から流れてくる鉄砲水による被害を出来るだけ小さく留めた上で溢れた水をさっさと排水する、というのが本ステージの目標となる。
というわけで、二度目の挑戦時になるべく被害を最小限にするために私が採用した方針は以下の3つ。
- 教会の入り口2箇所を土壁で塞いで、屋内への水の侵入を防ぐ
- 「決壊エリア」と「教会入口」の間にある生垣の隙間3か所を『バリア』で塞いで水の侵入を減らす
- 「決壊エリア」を『バリア』や土壁で囲って、水の流出を減らす
教会は屋内の方が地面が低い位置にありなおかつ屋内に排水溝はない。そのため一度水が入ると『ポンプ』なしでは排水できない欠陥建築となっている。逆に考えれば水さえ入らなければ排水の必要もないわけで、1番で予め入口を土壁で塞いでおけば教会内のエリアは決壊と同時にクリアとなる。『バリア』は消火栓までの距離が離れているせいで注水できないので使用できない。
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| とりあえず扉を閉めれば良いのではなかろうか |
続いて2番。「教会入口」と「決壊エリア」の間にある道路はエリア外となっているので、道路から教会へ繋がる道を塞いでおけば排水が必要な水の量が減る。生垣は(たぶん)水を通さないようになっているので、生垣の隙間を埋めるように『バリア』を配置すればよい。ちょうど近くに消火栓があるのはおそらくこのため。
教会を守る2つの壁を作ったらあとは「決壊エリア」内に水を留められるように『バリア』や土壁を高くしていく。決壊箇所から水は時計回りに迂回するようにして教会周辺へ流れ込んでくるので防波堤を作るのは決壊箇所の西側が重要。
川が決壊して暫くすると川の水位が下がるので「決壊エリア」内に残った水は『ポンプ』で川へ戻す。教会付近には「教会入口」エリアくらいしか浸水していないはずなのでそこだけ重点的に作業すればよい。タイムアタックを狙うのであれば被害をどれだけ「決壊エリア」内だけに留めるかがポイントだと思われる。
工業地区
四角形状の道路といくつかの空き地が浸水したエリア。工業地区とあるがどちらかといえばオフィス街の方がイメージに近い。
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| 地盤沈下かな |
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| 工業地帯のマップ |
「北側荷積み場」とマップ西側の「裏路地」及びマップ中央にある「工業保管エリア」の3箇所に漏水しているポンプがある。またスタート地点を除く交差点3箇所と「工業保管エリア」北側の道路、「南側荷積み場」南側の道路に排水溝がある。
交差点と「裏路地」以外のエリアには排水溝がなくそのままだと水が捌けないので『ポンプ』を使用して道路へ排水していくようにすれば、あとは放っておいてもクリアになる。
3つの交差点は北東側にある「交差点・東」が一番低い位置にあるので「工業保管エリア」など他のエリアからの排水が流れ込んでしまう。それぞれの交差点の間の道路は排水対象外のエリアになっているので交差点へ流れ込まないように『バリア』で進路を塞いでおくとクリアが早くなる(かもしれない)
ダウンタウン駅
地上よりも低い位置にある駅。ダウンタウンとは「下町」ではなく文字通り「低い位置の街」ということなのかもしれない。
スタート地点だけ見ると地下鉄駅のようにも思えるがプラットフォームには屋根がないので普通の地上路線扱いと思われる。何があってこんな低い位置の駅になったのかは分からない。
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| この街はやはりもうおしまいである |
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| ダウンタウン駅のマップ |
スタート地点はマップ南側の改札前となっている。すぐ近くにある「設備室・南」とプラットフォームを挟んで一番北側にある「設備室・北」は『ポンプ』を使って排水する必要がある。また「設備室・北」は漏水もしているので『レンチ』で修理する必要もある。2つの設備室には大型ポンプ設備?が備わっており、レバーを入れることで各排水溝の排水効率が上がる。最優先で対応しよう。
プラットフォームに下りると浸水した駅の中を電車が走っているのが見える。電車を避けながら排水しないといけないのかなと最初思ったが、電車が走るのはこの1台だけであり以降の作業中に電車が来ることはない。線路に降りる時も気にする必要はない。
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| やけくそなのか走る電車。本ゲーム唯一の「ほかに人がいる」演出とも言える |
設備室の排水準備が終わったら駅構内の排水作業に入る。線路上の排水溝は水位が減るまで(足が着く高さになるまで)清掃できないので、まずはプラットフォーム上にある排水溝を掃除して水位が減るのを待つ。
プラットフォーム上の水位がほぼ0になってきたら線路に降りることが出来るようになるので、線路の片隅にある排水溝を掃除する。あとは放っておけばクリアになる。設備室内のレバーさえ早めに入れることができたら他のステージとも比べても容易に短時間でクリアできる。金策にちょうど良さそうなステージである。
工事現場
現時点での最終ステージにして最大の難所。基礎工事中の工事現場が浸水しており四方八方の道路から水が流れ込んでくる。
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| 貯水池にしか見えない工事現場 |
本ステージは2026年6月の「Muddy Mess Update」にて(これまでも普通に使ってきた)『スコップ』で掬った泥を『バケツ』に入れる機能の実装と同時に追加されたステージとなっている。
そのため『スコップ』と泥をこれまで以上に多用して水の流れをコントロールする必要がある。外部から大量の水が絶えず流れ込んでくるため、この流水を排水管へ誘導するようにしないといつまで経っても水が減らない。初見プレイ時はクリアまで3時間半を費やした。これまでのステージが初見でも1時間前後だったことを思うと3倍以上のボリュームである。急に難易度上げすぎではなかろうか。
◇
「工事現場」ステージでは3つの大きな低地があり、そこに(これまでの比でないレベルで)大量の水が溜まっている。
- 北基礎掘削抗(A・B)
- 南基礎掘削抗(A・B)
- 西掘削抗
水の流入ポイントはマップの四隅と北側にある建造物の入り口の5箇所ある。それぞれ流入ポイントと掘削抗の間に泥で埋まった排水管があるので、まず排水管の掃除をして排水できるようにした上で『スコップ』や『バリア』を使用して水の経路を作成して排水管へ流入する水を誘導させる。漏れなく誘導しておかないと特に「クレーンA」や「クレーンB」辺りに少しずつ水が流れ込んでいくので非常に厄介である。
◇
外部からの水の誘導が完了したら次は各掘削抗の排水を進める。穴が深すぎて『ポンプ』を設置できる場所がとても分かりにくいが、それぞれ以下の位置がなだらかなスロープ状になっている。この浅瀬ポイントから排水を進めていく。
- 北基礎掘削抗(A・B)→北西側、「アスファルトローラーB」と「クレーンB」の間あたり
- 南基礎掘削抗(A・B)→南東側、初期状態で南東から外部の水が流入している箇所あたり
- 西掘削抗→南東側
『ポンプ』の排水も他の掘削抗へ流れ込まないように適宜排水管へ誘導しなくてはならない。きちんと排水ができるようになったら、あとは水位が下がるごとに『ポンプ』を徐々に深いところへ移動させる作業の繰り返しとなる。ある程度排水が進むと掘削抗内の排水管も使用できるようになり、ここまで水位を下げることができれば排水の勢いも加速する。
◇
また本ステージはエリアの広さに対して予め設置されている光源も少ないので夜間はとにかく暗い。作業中の場所が見えるように複数の『ランプ』があった方が作業効率は良い。
感想
まだ早期アクセス版ということもあり新機能やステージの追加が望まれるところではあるが、流体の物理演算という素人目にも負荷が高そうなゲームではあるので複雑になればなるほどPC環境的にやや心配ではある。大きなバグには遭遇していないがゲーム中に設定変更しようとしたらグラボがハング?したことはあったので今でも結構ギリギリなのかもしれない。
UI周りが説明不足で分かりにくかったり、少し高低差があるとプレイヤーがひっかかったりと操作性に難がある。普通に遊ぶくらいなら個人的には許容範囲ではあるが、タイムアタックに挑戦するには結構ストレスになりそうなレベルではある。
あと、とにかく夜が暗い。リアリティと言われればそれまでだが、光源がある場所以外はほぼ何も見えなくなるのでゲーム体験としてはちょっとやり過ぎなきらいがある。最初の方のステージであれば「日没までにクリアする」みたいな目標にもなりそうだが、「工事現場」ステージ規模になると夜は避けられないのでなかなか厳しい。より大型の照明の実装などもう少し対策が欲しいところである。
という感じでゲーム的に気になるところはいくつか散見されるものの、水をきちんと取り扱ったお掃除ゲームは現状他にないジャンルで面白かったので今後のアップデートが期待である。























